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「NYの視点:FRBは当面大規模緩和を維持へ=3月FOMC議事録」を読んで

Yahoo!ファイナンスが掲載している株式会社フィスコの「NYの視点:FRBは当面大規模緩和を維持へ=3月FOMC議事録」という記事に注目してみました。

FRB(米連邦準備制度理事会)は、新型ウイルスの感染の広がりによる経済ダメージを抑制するため、無制限の国債購入とゼロ金利政策を取り決めた米連邦公開市場委員会の議事旨公表を掲示しました。

理由として、短期的な経済への見通しの悪化をあげており、先行きの見込みもかなり不透明のようで、経済が回復するまでは、ゼロ金利を続ける方針を提示しました。
経済がさらなるダメージを受けた際の、投資家からのFRBの策が尽きるかもしれないという懸念を避けるため、小幅な利下げを訴えるメンバーもいるようで、力強い政策に支持が集まったことが明かされました。
また、信用市場支援ですべての手段を使った場合の、一段の支援の可能性もあるようです。

経済回復のシナリオは2つあり、一つは、アメリカ経済が過半期に盛り返すこと、二つ目は翌年までに景気回復が見込めない可能性があるという最悪のシナリオだといいます。
8日に、シカゴ連銀のエバンス総裁は、「最善なシナリオだとしても、アメリカや世界経済は、危機に陥る前のように回復することは難しい」というように伝えているとのこと。
9日にはパウエルFRB議長による、経済の見通し発表があるようで、その内容に注目が集まりそうです。

確かに、経済活動は再開しても、消費者が以前のように外食・外出・旅行などを活発に行うかどうかはわかりませんね。