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「FOMC、タカ派的利下げへ」を読んで

株式会社フィスコがYahoo!に寄稿しているニュースより、「NYの視点:FOMC、タカ派的利下げへ」という記事に注目してみました。

アメリカの連邦準備制度理事会が、29日より30日にかけて連邦公開市場委員会を開催。インフレの低迷や世界経済に見られる成長減速、そして貿易への不透明性などから、連邦公開市場委員会は25ベーシスポイントの利下げに踏み切るだろうという見通しでほぼ固まっているといいます。

また、ニュースでは、米中通商協議の進展、イギリスのEU離脱延期の可能性などから、成長減速リスクが軽減したとして、今回の連邦公開市場委員会で利下げを行った後、政策金利は年内据え置くことを示唆するという見方についても指摘。委員会の面々は計3回の保険的な利下げにより、「十分」との考えを強めているのではないかとしています。

また、記事では、ゴールドマンサックスのエコノミストが10月の追加利下げにて、一連の利下げを一時打ち止める方針を示す可能性を指摘。「持続的な成長を維持するために適切な行動をとる」という、連邦公開市場委員会が今年6月より掲げている文言にも修正が入るかもしれないと見ているのだといいます。

タカ派的利下げにより、年内の利下げ観測が後退すれば、ドル買いの流れが一気に強まるでしょう。今回の連邦公開市場委員会も、パウエル議長の動向に注目です。