「ナノキャリア—NC-6004及びキイトルーダ併用第2a相パート臨床試験成績をポジティブアップデート」を読んで

Yahoo!ファイナンスが掲載している株式会社フィスコの「ナノキャリア—NC-6004及びキイトルーダ併用第2a相パート臨床試験成績をポジティブアップデート」という記事に注目してみました。

2月22日、ナノキャリアはNC-6004およびキイトルーダ併用での第2相臨床試験の成績を明らかにしました。NC-6004は、同社によりアメリカで頭頸部がんを対象として開発が行われました。免疫チェックポイント阻害剤となるキイトルーダとの併用療法での成績をアップデートし、OS中央値を加えた成績を示しました。

本パートは、用量漸増試験のため低用量から増やしていくそうですが、低用量症例も合わせた全症例でのPFS中央値は4.1カ月、全生存期間中央値は10.4カ月だったとのこと。現在行われている第2b相試験のRDにあたる6つの症例に関しては、治療を続けているようで、全生存期間中央値を算出する段階ではないそうです。

今回の試験結果は、同社が実施中の NC-6004+キイトルーダ群とキイトルーダ単独群との直接比較である第P2b相臨床試験を支えるものと考えられており、同試験に期待が高まっているとのこと。同社は、引き続きがん治療のメインである免疫チェックポイント阻害剤との併用によるNC-6004の製価値アップを目指した開発を推し進めるそうです。

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