「自然災害とコロナショック【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】」を読んで

Yahoo!ファイナンスが掲載している株式会社フィスコの「自然災害とコロナショック【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】」という記事に注目してみました。

2019年に起こった自然災害の影響で、総額2,320億ドルの経済損失が出ていたことがエーオンの調査によりわかりました。
トップである日本の10月台風と中国のモンスーン洪水は、各150億ドルの損失。日本からは、3位に9月台風もランクインしています。1900~2019年までで見ても、日本の東日本大震災がトップで、2番目に阪神大震災が損失を受けています。他に、トップ10には入っていませんが、2016年の熊本大地震での経済的損失も410億ドルと小さくない額。これらの結果から、日本で起こる自然災害が多いことを改めて感じさせます。

防災白書には、1948~2018年までの間に、日本で91件の水害と60件の主な地震災害が発生したと書かれています。71年間でいずれも発生しなかったのは15回、一方、風水害・地震災害は25回も発生したといいます。これは、単純計算で8割がた風水害・地震災害のどちらかが起こり、35%の確率でどちらも発生することになるので、今年は自然災害は起こらないといった決めつけはできないでしょう。

クロアチアでは新型肺炎が拡大する中、3月22日にマグニチュード5.5の地震が発生しました。現地の復興作業は厳しい状況で、感染と地震による災害に苦しんでいるそうです。
今は新型肺炎に意識が集中しがちですが、日本でも同じように災害が起こらないとは限りません。これ以上、想定外の自体にならないためにも事前の備えが必要ではないでしょうか?

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