「2020年は底堅いドル円か」を読んで

株式会社フィスコがYahoo!ファイナンスに寄せているコラムの中から「2020年は底堅いドル円か」という記事に注目してみました。

コラムでは2020年のドル・円の値動きについて「下げてもおかしくないのに下げないような動きになる」と予想。その背景には、米中貿易協議や連邦準備理事会の金融政策に対する不透明さがありながら、11月には大統領選でトランプ再選に向け、アメリカの株高が継続したことがあるといいます。

2019年のドル・円相場を振りけると、109円半ばだったところに「フラッシュ・クラッシュ」を受け、円急騰を懸念するムードが強まりました。その後のドルの値上がりは重く、4月には112円41銭になったものの、米中貿易戦争の激化により円高が再燃。104円48銭まで下がります。そして、9月以降はドルの下値の堅さが目立ったとして、フィスコでは「おおむね底堅い1年といえそうだ」と予想しているようです。

世界経済の原動力ともいえる中国が原則傾向に進むと考えられる2020年。その影響により、ヨーロッパなどの景気回復も少し遠のき、対中貿易依存度が高い新興国などもリスクが高まることが考えられます。アメリカも、大幅な悪化はないものの世界的な減速のあおりを受けることになりそうです。

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