Yahoo!に掲載されている株式会社フィスコの「ビットコインニュース」より、今回は「日本仮想通貨交換業協会、19年9月度会員統計を公開」という記事に注目してみました。
仮想通貨業界の自主規制団体である日本仮想通貨交換業協会が、11月8日時点での現物取引高や口座数といった会員統計情報を公開。公開資料によれば、利用者の預託金残高合計は約3,600億円で、そのうち仮想通貨が約2,774億円、現金が約856億円だったとのことです。
また、設定口座数は約307万。そのうち稼働しているのは約194万と、およそ63%の稼働率にとどまったと記事では紹介しています。現物取引高上位仮想通貨はビットコイン・リップル・モナコイン・イーサリアムとなり、1位のビットコインが約3,545億円、2位のリップルが約467億円とやはりビットコインが圧倒的な首位をキープしていることが分かります。
日本仮想通貨交換業協会は、統一性のある交換事業者の自主規制を目指し2018年4月に発足した団体で、同年10月には金融庁から自主規制団体として認定を受けました。今回のデータは、加盟している27の仮想通貨関連企業から集計した情報を統計したものということで、この資料一つで国内の仮想通貨に関する全てを知ることはできませんが、それでも世界の仮想通貨事情をミニマム化したものとして参考になるかもしれませんね。