「7月―9月の暗号資産市場、デリバティブ取引が成長」を読んで

Yahoo!ファイナンスに挙げられている株式会社フィスコの「ビットコインニュース」より、「7月―9月の暗号資産市場、デリバティブ取引が成長」という記事に注目してみました。

記事によれば、各種仮想通貨の時価総額から取引高、開発状況といった様々な情報を集約している情報サイト「CoinGecko」が第3四半期のレポートを公開。2019年7月から9月間においては、ビットコイン・イーサリアム・リップル・ビットコインキャッシュ・ライトコインと、いわゆる“時価総額上位5コイン“がすべて下落相場になっていたとのことです。

中でもライトコインは123ドル→56ドル(54%)という最も大きな下落幅を見せ、最も影響が少なかったビットコインに関しても24%の下落が確認されているそうです。9月のビットコイン下落については、「JPモルガンと大手仮想通貨取引Binanceは期待しされていたBakktによるビットコイン先物がローンチ後の第一週にトレード量が約6億円にとどまったことが影響したと指摘」していたことに触れつつも、サイト内では「下落要因はいまだ不明」と明言を回避。

また、第3四半期にビットコイン価格は下がったものの、時価総額上位30位の仮想通貨内におけるビットコインの市場占有率は5.4%上昇したことについても指摘されています。時価総額上位3コインの順序はビットコイン、イーサリアム、リップルと変動はないようですが、ビットコインが更に市場占有率を高めたのは注目したいですね。

この他、第3四半期は仮想通貨デリバティブの一日あたりの取引高が7500億円以上となり、現物取引が一日5.5兆円であることを考慮しても強いパフォーマンスを維持していると指摘。7月から9月間で仮想通貨デリバティブを提供する取引所は6ヶ所から17ヶ所と急増していることもあり、今後も仮想通貨デリバティブ市場への注目は高まりそうです。

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