「米中貿易戦争がさらに深刻化する事態はひとまず回避」を読んで

株式会社フィスコ(代表:白井一成)がYahoo!に掲載している経済ニュースより「米中貿易戦争がさらに深刻化する事態はひとまず回避」という記事に注目してみました。

日本株市場でも大きな注目を集めていた米中協議について、アメリカのトランプ大統領は中国の劉鶴副首相とホワイトハウスにて会談。「我々は自浄に重要な第一段階の合意に達した」と部分合意が固まった旨を明らかにしました。アメリカは15日に予定していた中国製品への関税率引き上げを見送り、米中貿易戦争はひとまずは深刻化する局面を回避したといえるでしょう。

14日の米国市場を見てみると、NYダウが29ドル安と若干の下落となったものの、先週末は319ドル高と大幅に上昇。この流れを受けた相場展開といえそうです。米中協議は部分的な合意は成立したものの、中国側が追加協議を望んでいるというニュースもあり、さらに顛末を見極めたいとするムードも高まっていると記事では指摘しています。

国内の株市場を見てみると、台風19号が各地に大きな被害を及ぼしています。自動車や電機部品工場などでも浸水被害が相次ぎ、サプライチェーンへの影響なども懸念されているとのこと。また、復興需要という面から、土木関連などへの関心も高まりやすいだろうと記事では予想しています。

一度は弱気に傾いていたセンチメントの巻き戻しはより強固なものとなり、押し目買い意欲は高いと見られます。中国関連のほか、需給面で優れている銘柄は、ショートカバーもふまえたトレンド形成が意識されやすいのではないでしょうか。

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