「オリックスと東京大学、ブロックチェーンで電力の履歴を証明 共同開発を開始」を読んで

株式会社フィスコがYahoo!ファイナンスに投稿しているビットコインニュースより、今回は「オリックスと東京大学、ブロックチェーンで電力の履歴を証明」という記事に注目してみました。

9月2日、東京大学の大学院工学系研究科とオリックスは、ブロックチェーン技術を用いて電力の供給から消費に至るまでの履歴を証明するトラッキングシステムの共同開発を開始したことを発表。

これは、電力の取引データやGPS情報などをブロックチェーンの技術を使って活用することで、再生可能エネルギー由来の電力発電地や電源種別、発電時間、供給者など、“電力の産地”を明らかにするトラッキングシステムの実証実験とのこと。また、太陽光発電所や太陽光発電システムを搭載した一般家庭などの「複数の電源」と、事業所や工場、電気自動車といった「複数の消費地」を分散型ネットワークに接続。同時同量マッチングの検証も取り組んでいくそうです。

オリックスは再生可能エネルギーによる発電事業開発に積極的に取り組んでおり、東京大学はブロックチェーン技術を活用した電力流通システムを展開。双方が強みを生かす形で共同研究がスタートしたといいます。

ニュースでは、複数の発電地と消費地の電力輸送距離を最小化するシステムを開発することで、再生可能エネルギーの「地産地消」を促進する他、送電にかかるロスも軽減し電力の効率利用につながると指摘。将来的には、総合的な電力ネットワークの開発や、自治体が持つ災害時システムと連携した社会システムへの応用も目指していく方針なのだそうです。

ブロックチェーン技術の活用ということで、あまり仮想通貨とは関係ないかもしれませんが、こういった他分野への技術応用がブロックチェーンのテクノロジーを更に高めていくのではないでしょうか。

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